A5:SQL Mk-2の概要
A5:SQL Mk-2は、データベース開発を支援するフリーのツールです。
使い方が簡単で、データベースを直感的に操作することができます。
特徴
- 多彩なデータベースへの対応
MySQL、PostgreSQL、MongoDB、SQLiteなど、さまざまなデータベースに対応しています。 - 豊富な機能
クエリなしでのデータベースの編集、ER図の自動生成、クエリの作成の補助機能など、データベース開発に必要なさまざまな機能を搭載しています。 - 直感的な使いやすさ
初心者でも操作しやすいUIを採用しており、豊富な機能を直感的に使用できます。
A5:SQL Mk-2のダウンロード方法
1. A5:SQL Mk-2の公式サイトからダウンロードします。
2. 左の[Download]をクリックします。
3. 使用しているPCに合わせて、どちらかの緑の[Download]をクリックします。
4. [Download]をクリックします。
5. ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
6. 解凍したフォルダの中にある「A5M2.exe」をクリックすれば、インストール不要ですぐにA5:SQL Mk-2を使用することができます。
A5:SQL Mk-2の設定
1. A5:SQL Mk-2のアプリを起動して、[起動]をクリックする。
2. [OK]をクリックする
3. [ワークスペース名]を入力して、[OK]をクリックする。
4. 作成したワークスペース名を選択して、[起動]をクリックする。
5. [OK]>[追加]をクリックします。
管理するデータベースの追加は、[追加]から選択できます。
6. [MySQL/MariaDB(直接接続)(M)]をクリックします。
A5:SQL Mk-2でRDMS(リレーショナルデータベース管理システム)に接続する種類を選択します。
今回は、こちらの記事で作成したMySQLに接続します。
7. 事前に設定したMySQLの[ホスト名]、[ユーザID]、[パスワード]、[データベース名]を入力して、[テスト接続]をクリックします。
8. 「接続に成功しました。」と表示されたら、[OK]>[OK]をクリックします。
「接続に失敗しました。」と表示されたら、ホスト名やユーザID、パスワード、データベース名のいずれかが間違っている可能性があります。再度設定を見直してください。
9. 接続したMySQLの[データベース別名]を入力し、[OK]をクリックします。
10.「データベースの追加と削除」の一覧に追加したデータベースが表示されていることを確認し、[閉じる]をクリックします。
11. 画面左のデータベース一覧に追加したデータベース名の[>]をクリック、またはデータベース名をダブルクリックします。
12. [ユーザID]と[パスワード]を入力し、[接続]をクリックします。
[パスワードを保存する]にチェックをしておくと、次回からユーザIDとパスワードの入力を省略することができます。
13. 事前に作成したスキーマが表示されていれば、接続が完了になります。
例の場合、「sakila」「world」が表示されていれば接続できています。
A5:SQL Mk-2の基本的な使い方
本項目では、私がよく使用する基本操作について、紹介します。
SQLドキュメントの作成
1. 画面左上にある「新規ドキュメント」のアイコンをクリック、または[Ctrl + N]をクリックする。
2. [SQL]をクリックする。
新しいタブ「Query-x」が開いたら完了です。
SQLの実行
SQLの実行方法は大きく分けて2種類あります。
キャレット位置によるSQLの実行選択
キャレットとは、文字入力や選択の起点となる位置を示す点滅する縦棒マークのことです。
キャレット位置による実行は、主に3種類あります。
- キャレット位置
- キャレット位置以降
- 先頭からすべて
選択手順及び、実行方法は以下になります。
1. 「SQLを実行」の隣にある「逆三角(▼)」をクリックする。
2. 実行位置のセレクトボタンをクリックして、実行方法を選択する。
3. [SQLを実行]をクリックする
ドラッグによるSQLの実行選択
1. 実行するSQLをドラッグで選択して、[SQLを実行]をクリックします。
データベースとスキーマの再読み込み
A5:SQL Mk-2を起動している状態で、SQLや他サービスによるデータベースの操作をした場合、画面に反映されないことがあります。
そのため、明示的に画面を更新する必要があります。
画面更新の方法はいくつかありますが、ここでは、私がよく利用する方法をご紹介します。
データベースの再読み込み
1. データベース一覧の適当な箇所を右クリックし、[すべてのデータベース情報の再読み込み]をクリックします。
SQLや他サービスによる追加・削除でA5:SQL Mk-2の画面に反映されなかった場合、本操作で反映されます。
スキーマの再読み込み
1. 再読み込みしたいスキーマの右にある回転矢印マークの[スキーマを再読み込み]をクリックします。
追加・削除したテーブルが画面に表示されていなかった場合、本操作で反映されます。
テーブルの編集
A5:SQL Mk-2は、テーブルを視覚的に表示する機能を備えており、SQLを実行することなく、テーブルの内容を簡単に更新することができます。
1. 下画像を参考に[>]をクリックしていき、テーブル一覧を表示します。
2. 編集するテーブルをダブルクリックして、該当テーブルを表示します。
3. 編集するレコードのカラムをダブルクリックすることで、テーブルの内容を編集することができます。
- レコードを削除する場合、[-]ボタンをクリックします。
- レコードを追加する場合、[+]ボタンをクリックします。
4. 編集後、[☑]またはその他のカラムをクリックすることで内容を反映させることがきます。
その他
カレントスキーマの変更
SELECT * FROM スキーマ名.テーブル名;
操作するスキーマをカレントスキーマに設定していない場合、上記のSQL文のように「スキーマ名.テーブル名」でテーブル名を指定する必要があります。
SELECT * FROM テーブル名;
あらかじめ操作するスキーマやテーブルが決まっている場合、対象スキーマをカレントスキーマに設定することで、上記のSQL文のようにスキーマ名を省略することができます。
1. 操作するスキーマを右クリックし、[カレントスキーマを変更する]をクリックします。
クリック後、変更しない場合、「データベースの再読み込み」を実施してください。
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